AKS療法士育成講座6回目(五十肩や肩の痛み)

AKS療法士育成講座6回目は、五十肩や肩関節に痛みがある場合に対してどのように施術を展開していくか、でした。

まず、肩関節のポジション(1st,2nd,3rd)での内旋と外旋でどの筋肉に原因があるかを検査していきます。

原因の筋肉に対してのアプローチを行っていきます。

肩関節には様々な筋肉が付着していますが、五十肩の場合、その中でも最も重要なのが棘上筋。

五十肩の回復プロセスの初期、”急性期”において肩は痛みのため極力動かさないようにします。
動かせない期間が長い程、肩周囲の筋肉は癒着してしまいます。

”急性期”が過ぎて肩を動かそうとすると、筋肉の癒着のため可動域制限が起きます。
俗にいう「肩が上がらない」状態です。
(五十肩の可動域制限の原因は、この筋肉の癒着もそうですが、一番の原因は炎症により肩の関節包が肥厚し硬くなることです)

AKS療法での展開は、まず、筋肉、特に可動域制限に大きな影響を及ぼしている棘上筋をコントロールする事に重点を置いています。

最初の目標は、生活に支障のないレベルにまで肩を動かせられるようにすること。

腕を真上にまで上げるとなると、関節包の硬さを取らなければならないので3~12ヶ月くらいの期間は必要になります。
焦らずに腰を据えてじっくりと取り組んでいく事が大切になります。


AKS療法のセミナーは今回の6回で終了となります。
今回はアシスタントとして参加させていただきましたが、至らないところは多々ありました。
ただ、山内先生、インストラクターの先生方、受講生の皆さん、アシスタントの先生方と楽しい時間を送れたことに感謝します。
ありがとうございました。