AKSアドバンス 4回目

今回は中枢神経系障害による片麻痺に対してのアプローチです。

 

片麻痺歩行の典型的なパターンとして共同運動があります。
例えば、股関節が伸びると、膝関節や足関節も伸びてしまい棒のような状態になってしまいます。

 

このような共同運動が起こると脚を外側に回して歩くようになります。(ぶん回し歩行)

これを、それぞれの関節が別々に動くように誘導させていきます。(分離運動)

 

今回のAKSでは、この分離運動をどう展開していくかを学びました。

 

以前、訪問マッサージの仕事をしていましたが、片麻痺の方に施術することも多かったので、その時にこの方法を学んでいたら、もっと質の良い施術を提供できたのでは、と残念でなりません。

また、片麻痺だけでなく、脚が動かしにくい、といったような方にもとても有効な運動になります。

 

「股関節と膝関節」「膝関節と足関節」に対してのアプローチになります。

・股関節が伸展しても膝関節が伸展しないように誘導する。
・膝関節が伸展しても足関節が伸展しないように誘導する。

簡単に説明するとこのようなことをしました。(ザックリすぎですね)

 

錐体路徴候の検査として、バレー徴候やバビンスキー反射などのやり方を学びました。
写真はクローヌスの検査をしています。
クローヌスがよくみられるのが車椅子のフットレストにつま先をポンッと置いたときに足関節が痙攣してしまう状況だと思います。

 

この写真は、膝関節と足関節の分離運動をしているところです。

 

 

実際に練習してみると、ゆっくりとリズムよく誘導するのが難しい。
段々とテンポが速くなっていったり、リズムが崩れて分からなくなったりしてました。

 

受け手になってみると、指示されたように動かすのですが、少しリズムが崩れると分からなくなったりしてました。

 

ただ動かすだけではなく、頭も使いながら動かすので脳トレにもなりなかなかに良いトレーニングになるな、と思いました。

今回も楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。

 

山内先生、インストラクターの方々、今回もありがとうございました。