起居動作時の腰痛

80歳代 女性
 
症状
  3ヶ月前から腰に痛みが出始める。
  椅子に座る、ベッドに横になる、寝返りなどの起居動作、階段を上るときに腰部~臀部に強い痛みがでる。
  歩いているときに痛みはでない。
 
 
来院後、当院の説明をするために椅子に座っていただきましたが、そのときも痛そうにしていました。
検査のためベッドに横になっていただいたところ、痛みが強く仰向けになるのに3分ほどかかりました。
起居動作のときはギックリ腰のような感じになっていて、この3か月間は相当な辛さがあったのだろう、ということは直ぐに想像できました。
 
 
まずは仙腸関節の検査から。
股関節をゆっくりと動かす。
屈曲と開排動作ともに激痛が走る。(左右ともに)
腰部の回旋動作を行うも左右ともに激痛が走る。
 
仰向けから横向きになるときも痛みで一つひとつの動作をゆっくりと行い、やっとの思いで横向きに。
 
ここまでで仙腸関節と肋椎関節に原因がありそうだと推測が出来たので、ご本人には本日と次回以降の施術計画を簡単にお伝えしてから、この2つの関節の調整だけ行いました。
 
施術自体は触れるような感じなので痛みを伴うことはありません。
 
調整後、改善は見られませんでしたが施術自体に問題はありません。
AKS療法での関節調整の場合、改善までに数日間を要する場合があるためです。
このことも丁寧に説明して納得していただきました。
 
2週間後、2回目の来院時には6~7割ほど腰痛は改善していました。
 
お話を伺ったところ、施術後10日経ったくらいから痛みが改善していったそうです。
 
この方は改善までにかなり時間がかかりましたが、大抵は1~3日位で改善に向かわれる方が多いのではないかと思います。
 
痛みはあるもののベッドに座って横になる動作が前回と見違えるほどスムーズでした。
 
これで関節の問題は解決したので、残った痛みは筋肉が原因となります。
 
2回目の施術では臀部と腰背部の筋肉を緩めました。
 
施術後は腰がとても楽になったようでした。
 
 
この方は、歩いて来られる距離ではなく、通院するのが難しいという事で2回で終了となりました。
 
もう数回通院していただければ、身体はもっと良くなっていくことは想像出来ただけに残念でしたが、初診時と比べるとかなり改善していたのでその点では良かったのではないかと思います。
 
 
 
「寝返り」「起き上がり」「立ち上がり」などの起居動作でお困りなら、当院へお越しください。
全力でサポートさせていただきます。